清涼飲料水・ミネラルウォーター類の分析

ミネラルウォーター類は、近年の健康志向、より安全な意識への高まりから選ばれているケースが多く、震災後の水への不安、また、災害時の備蓄水としても着目されています。 これらの背景により、安全な水の確認など、さまざまな要望に応えることができる分析、測定サービスを多くのお客さまから求められています。

厚生労働省水道水質検査機関、食品衛生法検査登録機関の資格をもち、法律に基づく検査、 製造販売メーカー側の品質管理の要望にも安価に応えることが可能です。より安全性の高い確認やお客様の要望に応えるため、放射能測定も自社分析にて 請けたまわっています。

 

平成30年7月13日、平成31年1月11日に、「食品,添加物等の規格基準」(厚生省告示第370号)の一部が改正されました。(平成30年厚生労働省告示第269号、平成31年厚生労働省告示第7号)
日吉では、本改正に対応した水質検査を低価格・短納期・高品質にてサービスのご提供をさせて頂きます。
お気軽にお問い合せください。

適用期日

平成30年7月13日
※ただし、平成31年1月12日以前に製造され、又は輸入された清涼飲料水を加工し、使用し、調理し、保存し、又は販売する場合に限り、従前の例によることができる。

主な改正点

1)清涼飲料水成分規格
・アンチモンと亜硝酸性窒素が新たに追加され、亜鉛が削除された。
・ヒ素およびマンガンの基準値が現行の1/5低い値に設定され、規制が強化された。
・ホウ素の基準値が「ホウ酸として」ではなく「ホウ素」となった。
2)清涼飲料水製造基準
・鉄とカルシウム・マグネシウム等(硬度)が削除された。

改正前後の比較表

清涼飲料水成分規格                  単位:mg/L

物質名 改正後 改正前
亜鉛 基準値なし 5以下
アンチモン NEW 0.005以下 基準値なし
ヒ素 0.01以下 0.05以下
マンガン 0.4以下 2以下
亜硝酸性窒素 NEW 0.04以下 基準値なし
ホウ素 5以下 ホウ酸として30以下

 

清涼飲料水製造基準                 単位:mg/L

物質名 改正後 改正前
基準値なし 0.3以下
カルシウム・マグネシウム等(硬度) 基準値なし 300以下

検査の種類

検査は、成分規格、製造基準に対応した各検査が必要です。
下記フロー図から対象となる検査項目をご確認下さい。

検査の種類

検査項目・基準値一覧

注) 【】内の項目数は、スズ(金属製容器の場合)・パツリン(りんご果汁の場合)以外の数です。

成分規格
【20項目】

【18項目】

【43項目】

【5項目】
規格値
ミネラルウォーター類
(殺菌・除菌無)
ミネラル
ウォーター類
(殺菌・
除菌有)
ミネラル
ウォーター類
以外の
清涼飲料水
CO2圧力
98kPa未満
(20℃)
CO2圧力
98kPa以上
(20℃)



1 混濁 認めない
2 沈殿物又は固形の異物 認めない
3 スズ
(金属製容器包装の場合)
(○) (○) (○) (○) 150.0ppm以下
4 大腸菌群 陰性



1 アンチモン 0.005mg/L以下
2 カドミウム 0.003mg/L以下
3 水銀 0.0005mg/L以下
4 セレン 0.01mg/L以下
5 1mg/L以下
6 0.05mg/L以下
7 バリウム 1mg/L以下
8 ヒ素 0.01mg/L以下
9 マンガン 0.4mg/L以下
10 六価クロム 0.05mg/L以下
11 亜塩素酸 0.6mg/L以下
12 塩素酸 0.6mg/L以下
13 クロロホルム 0.06mg/L以下
14 残留塩素 3mg/L以下
15 シアン
(シアンイオン及び塩化シアン)
0.01mg/L以下
16 四塩化炭素 0.002mg/L以下
17 1,4-ジオキサン 0.04mg/L以下
18 ジクロロアセトニトリル 0.01mg/L以下
19 1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L以下
20 ジクロロメタン 0.02mg/L以下
21 シス1,2-ジクロロエチレン及び
トランス-1,2-ジクロロエチレン
総和0.04mg/L以下
22 ジブロモクロロメタン 0.1mg/L以下
23 臭素酸 0.01mg/L以下
24 亜硝酸性窒素 0.04mg/L以下
25 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L以下
26 総トリハロメタン 0.1mg/L以下
27 テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下
28 トリクロロエチレン 0.004mg/L以下
29 トルエン 0.4mg/L以下
30 フッ素 2mg/L以下
31 ブロモジクロロメタン 0.03mg/L以下
32 ブロモホルム 0.09mg/L以下
33 ベンゼン 0.01mg/L以下
34 ホウ素 5mg/L以下
35 ホルムアルデヒド 0.08mg/L以下
36 有機物等(全有機炭素) 3mg/L以下
37 異常でないこと
38 臭気 異常でないこと
39 色度 5度以下
40 濁度 2度以下
41 腸球菌 陰性
42 緑膿菌 陰性
43 ヒ素 不検出
44 不検出
45 パツリン (○)
(りんご果汁の場合)
0.050ppm以下

 

製造基準
【5項目】

【2項目】

【2項目】

【51】

【20】

【17】

【42】
基準値
ミネラル
ウォーター類
(殺菌・除菌無)
ミネラル
ウォーター類
(殺菌・
除菌有)
ミネラルウォーター類、
冷凍果実飲料及び
原料用果汁以外の
清涼飲料水
(⑧~⑪のいずれかに適合)
CO2圧力
98kPa
未満
(20℃)
CO2圧力
98kPa
以上
(20℃)



1 芽胞形成亜硫酸還元嫌気性菌 陰性
2 腸球菌 陰性
3 緑膿菌 陰性
4 大腸菌群 陰性
5 細菌数 ○※ 100以下/mL
(※のみ5以下)
6 水道水質基準(水道水)
51項目
水道水質基準適合
ミネラルウォーター類
(殺菌・除菌無,CO2圧力98kPa未満)
②の個別規格15項目⑤5項目


20項目

成分規格及び製造基準の個別基準に適合
ミネラルウォーター類
(殺菌・除菌無,CO2圧力98kPa以上)
②の個別規格15項目⑥2項目

17項目
成分規格及び製造基準の個別基準に適合
ミネラルウォーター類
(殺菌・除菌有)
③の個別規格40項目⑦2項目

42項目
成分規格及び製造基準の個別基準に適合

検査機器・検査風景

誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP/MS)

カドミウムやヒ素などの重金属を測定する最新の分析機器です。

イオンクロマトグラフ(IC)

硝酸性イオンなどを測定する最新の分析機器です。

細菌検査

大腸菌などの細菌を検査している風景です。熟練した検査員が検査しています。

ゲルマニウム半導体検出器

放射性セシウムを高感度に測定することができる測定機器です。

 

 

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