海外技術研修生の受入れと技術員の派遣・セミナー講演

また、海外研修生受入だけでなく、各国からの環境技術指導・環境セミナーの開催要請に伴い、日本政府の各種団体が実施する様々な環境保全プログラムに、1990年から分析検査技術や環境保全の現地指導、環境セミナーの講師として、インド、ベトナム、イラン、タイなど10か国、延べ20回、当社の環境技術専門家を派遣して参りました。
更に、日本政府の各種団体による環境保全プログラムだけでなく、長年培って来た日吉の環境保全技術の知識と技能を各国各地の環境問題に活用してもらうべく、現地の身近な環境問題に対応した実技指導・環境セミナー・現場説明会などを企画開催してきました。
研修生の感想
日吉で研修することができ、とても光栄に思います。研修期間中には環境分析の他に日本の文化など多くのことを学ぶことが出来ました。言葉の問題が一番のチャレンジでしたが、スタッフに基本を指導して頂き、次第に学習することも楽しくなってきました。非常に整ったキレイなラボにも感心しました。勤勉で、システム化され、効率のよい日本の仕事スタイルはとても気に入りました。このような環境で仕事をするうちに自分自身も規則正しく、勤勉で、注意深く行動することができるようになりました。昼食時間も楽しみの一つでした。みんなが集まり、社員の方々と交流し、コミュニケーションを取り、日々語学を向上することができました。
2カ月の研修期間は計り知れない忘れることのできない経験をすることができました。このような経験が出来たことを誇りに思います。本当に感謝します。
国際インターンシップと共同研究
国名 | 大学・研究機関 |
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中国 | 清華大学 |
浙江大学 | |
国家環境分析測試中心 | |
インド | SRM大学 |
VIT大学 | |
DR.M.G.R大学 | |
Barath大学 | |
国立総合科学技術研究所(NIST-CSIR) | |
国立環境工学研究所(NEERI) | |
台湾 | 国家衛生研究院(NHRI) |
マレーシア | UKM大学 |
また海外のすぐれた技術を持つ大学と共同研究も行っています。2005年に中国・清華大学と共同研究及びインターンシップの契約を締結、その後インド・SRM大学、VIT大学、DR. M.G.R.大学、Barath大学、中国・浙江大学とも同様の契約を締結しました。
その他、インドの政府機関であるNational Institute for Interdisciplinary Science & Technology(NIST、国立総合科学技術研究所)やNational Environmental Engineering Research Institute (NEERI, 国立環境工学研究所)とも技術協力や共同研究に関する覚書を締結しています。
スピーチコンテストと日吉アワード
1995年にインドのABK-AOTS(アジア学生文化協会-海外技術者研修協会)同窓会設立20周年記念事業特別企画として、日印の相互文化交流発展と インド・チェンナイにおける環境破壊への問題提起を目的に、ABK-AOTS同窓会と共同で企画したのが発端で、以来日吉がスポンサーとなり、ABK- AOTSと協力して毎年開催してきました。インドの学生を対象とした本コンテストは、在チェンナイ日本領事が毎年出席するほど、現地でも高く評価されています。現在では日本語・英語・タミル語の3カ国でそれぞれコンテストが行われ、毎年300名以上の学生の応募があります。優勝者は日本で、2週間の環境保全実習や文化交流を体験します。これまで招待された総勢80名の学生は、インド各地で活躍し、新たな日本との架け橋となっています。
[HIYOSHI india]公式ホームページ
世界銀行プロジェクト


枯れ葉剤にも含まれていたダイオキシン類を迅速安価に測定できる日吉のケイラックス®アッセイ(生物検定法)を用いて東南アジアのダイオキシン汚染を調査するプロジェクト。世界銀行の要請を受けてラオス、カンボジア、マレーシアなどにて実施。