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お知らせ

環境研修会2024 in 沖島︓⼦供たちが学ぶ環境問題と美化活動

2024.08.03
メディア
8⽉3⽇に「環境研修会2024 in 沖島」が開催されました。この取り組みは、近江⼋幡市⼦ども会育成者連合会が主催し、株式会社⽇吉(本社︓近江⼋幡市)が協賛企業・教育担当として計画をしています。近江⼋幡地域の⼦供たちに向けた環境教育の⼀環です。「⼦供たちに⾝近な環境問題を理解し、今できることを実践してもらう」を⽬的として、10年以上継続されています。今回は⽇本で唯⼀の淡⽔湖にある有⼈島・沖島で開催しました。

今回のテーマは「『捨てる』のその先は︖」です。講義では、マイクロプラスチックと外来種に焦点をあて、それぞれが環境問題として話を進めました。実験では、砂の中に混ぜたマイクロプラスチックを探し、⾒つけた個数を班ごとに競いました。この実験は「間違った捨て⽅により発⽣したマイクロプラスチックを簡単に除去できるか」を⾝を持って理解してもらうことが⽬的です。⼦供たちは熱⼼に取り組みましたが、すべてのマイクロプラスチックを⾒つけることが できず、その難しさを実感していました。

地引網漁では、みんなで⼒を合わせて網を引き、⼤量の⿂を捕ることができました。⼦供た ちは⿂に興味津々で、「これは何︖」「なんて⿂︖」と質問し、在来種だとわかると積極的 に琵琶湖に逃がしていました。また、全⻑50cmを超えるブラックバスや、重量5kgの鯉は⼦供 たちの注⽬を浴びました。しかし、捕れた⿂の90%以上がブラックバスやブルーギルといった外来種で、 ⼦供たちは琵琶湖の現状を⽬の当たりにし、「琵琶湖の⿂は外来種ばっかりになってるの︕︖」・「琵琶湖の中にどれだけ外来種がいるの︖」と声を上げていました。

昼⾷には、沖島の漁協婦⼈部「湖島婦貴(ことぶき)の会」のみなさんが作った沖島弁当をいただきました。琵琶湖でとれた⿂の天ぷらや煮つけ、⾃家栽培の野菜の天ぷらなど、どれも⾮常においしく、⼦供たちは完⾷していました。

実験や地引網の結果を通じて、間違った捨て⽅や間違った⾏動である「ポイ捨て」や「ペットを捨てないこと」などが、今⾃分たちにできることとして理解をしてくれ、⼦供たちは「⾃分もできる︕」という声を多く上げてくれました。

暑さで疲れも⾒せましたが、⼦供たちは終始笑顔で環境研修会を楽しんでいました。この研修会を通じて、⼦供たちは環境問題を悪化させない重要性を学び、⾃分たちにできることを考える貴重な機会となりました。