当社分析検査部 部長 中村 昌文が第一著者、および同部 係長 松田 涼が第二著者の論文が学術雑誌「Toxics」に掲載されました。

発表論文名：Bioassay Using the DR-EcoScreen System to Measure Dioxin-Related Compounds in Serum Samples from Individuals Exposed to Dioxins Originating from Agent Orange in Vietnam
 
＜論文の要約＞
人体サンプルのダイオキシン分析のためのバイオアッセイは、費用対効果が高く、少量のサンプルで済むという利点がある。DR-EcoScreen¹バイオアッセイを用いて、ベトナムのビエンホアでダイオキシンに曝露した男性とハノイで非曝露の男性の血清サンプルを測定した結果、DR-EcoScreenバイオアッセイはWHO-TEQに関連するダイオキシン様活性を分析するのに有用である可能性があることを示した。

※1 DR-EcoScreenはCALUXに比べて高感度でダイオキシン類を測定できる細胞であり、環境省「2020年子どもの健康と環境に関する詳細調査における血液試料中ダイオキシン類縁化合物分析業務」で使用した実績があります。