衛星画像でアオコの発生状況を可視化、水質改善へつなげる
プランクトン調査
プランクトンとは、水中を漂って生活する浮遊生物であり、遊泳能力を持たない、もしくは遊泳能力が少なく水流に伴って移動・分散する、主に小型な水生生物の総称です。
植物プランクトンは光合成をして成長・増殖し、動物プランクトンや魚の餌となっています。富栄養化により植物プランクトンが大量発生するとアオコ、赤潮、水の華が発生し、生物の大量死や悪臭、ろ過設備の閉塞など様々な影響を引き起こします。
植物プランクトンの大量発生には予兆があると考えられ、植物プランクトン相の変遷を捉えることは水環境や水質の変化を把握することにも繋がるため、当社では定期的に琵琶湖や西の湖でのモニタリング調査を行っています。

アオコ監視装置、アオコ監視システム及びアオコ監視方法
アオコとは、水中の植物プランクトン(藍藻類)が水面を緑色に染める現象やその集まりを指します。
発生時には景観が損なわれるほか、特有の臭気を放ちます。特に発生水域の水を水道原水として利用する場合、水道水にカビ臭という不快な臭気が付着し、利水上の障害となります。さらに、原因プランクトンの中には有害な毒性物質を持つ種も存在することが知られています。
しかし従来の調査では、「いつ・どこで・どの程度」発生しているか広大な湖全体を把握することは容易ではありません。
そこで、当社では独自技術である「アオコ監視装置、アオコ監視システム及びアオコ監視方法」(※)を考案し、湖面を撮影した高解像度の衛星画像と多変量解析によりアオコの発生状況やアオコレベルを推定し水質状況を把握・改善へつなげることに役立てています。
(※)本システムは共同開発社であるblue and tech 株式会社(本社:京都市 代表取締役 渡邊 学)様とともに、現在特許を出願中です。
アオコレベルとは
アオコレベルとは、湖や沼、ダムなどの水面に微細な植物プランクトン(藍藻類)が異常繁殖し、水が緑色に濁る「アオコ」の発生度合いを、見た目の状態で0~6段階に分類した指標です。

アオコ監視システムでできること
アオコマップ
アオコマップとは、衛星データを用いて5日ごとにアオコマップを作成できるツールです。
衛星が観測する複数の波長帯(バンド)の反射率を組み合わせて、地点ごとにアオコレベルを推定し、湖面全体をヒートマップとして地図上に可視化する仕組みです。
アオコの発生状況をアオコレベルごとに推定し、地図上に表示する機能に加えて、衛星による撮影日をわかりやすく表示します。


アオコレベルの画像判定
AI(深層学習)を活用し、カメラで撮影した画像からアオコの発生レベルを自動で判定します。
カメラの撮影は30分毎に表示します。

気象データ、連続水質計のデータの取得
気象計、水質計を設置した際には、気温、降水量、風速、水質計のデータを閲覧することが可能です。

検査結果の照会
本システムは、分析結果を管理できる自社開発ツール「アナレポ®」と連携し、測定地点で水質調査を実施した際には、測定結果のデータを確認することが可能です。

お問い合わせ
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Mail:online@hiyoshi-es.co.jp
(担当者:川上)
